カリグラフィー
トルコ南東部・マルディンに住む友人は
アラビア語のカリグラフィーを好んで描いている。
カリグラフィーは、もともと西洋などにおける、日本とは異なる書道なのだが
イスラム圏ではコーランの一部をカリグラフィーを用いて書かれたりする。
モスク内にも良く飾られている。
8月に彼女の自宅に泊まった時も
たくさんのカリグラフィーを見せてもらった。
アラビア語がまったくわからない私から見れば
それらは文字ではなく美しい絵。
これは、以前彼女が送ってくれたもので
私の名前をアラビア語で描いてくれたもの。
どこがどうなってるんだか全くわからん。
でも素敵。
私も彼女に
では、日本語の書道の文字を、と思いたち
書いてみて送った。
ちゃんとした墨で描いた習字ではなく
筆ペンなのでイマイチだけど
雰囲気は伝わるかな。
なぜか平家物語。
祇園精舎はインドにある。
江戸時代頃、日本人の中で
カンボジアのアンコールワットを
祇園精舎だと思い込んで
わざわざお参りに行った人が
けっこういたそうだ。
夜明けのアンコールワットで
虫の鳴き声しかしない静けさの中で
なんとなくそのことを思い出したことがあった。
ヘタくそだったけど、習字の授業はわりと好きだったな。
あの墨をする時の感触と匂い。
ちょっと懐かしくなって、習ってみたくなった。
海外の文化に触れると
フシギと日本の文化にも
以前よりも深く触れたい気持ちになる。
by naomi-bluegreeen
| 2011-10-02 22:34
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