100年前の世界


アルベール・カーンというフランス人が集めた
世界中の民族の写真・映像を
最近見てきました。

約100年前の写真たち。
しかもカラーです。


ヨーロッパ、アメリカ、アフリカ、アジア、そして日本。


貴重なのはなんといっても
さまざまな国の民族衣装。
これらは圧巻です。

世界中のあちこちの大地で輝く色彩があり
すばらしいデザインがあり

そしてそれらは徐々に
時代と共に失われていく。

でも、写す人がいる限り、写真や映像は永遠に残る。


100年前の写真たちは
世界初のカラー写真であるオートクロームという技法により
たくさんの写真家により写され

それらの写真は
鮮明で発色のいい現代の写真よりも
とても素朴で味わいのある色彩を写し出していて

どれも
なんだかとてもいとおしく感じました。

また
カンボジア・アンコールワットやインド・タージマハール、ベトナム・ハロン湾など
行ったことのある場所の100年前の写真も数々あり
それらが嘘のようにまったく変わっていないのも
不思議にほほえましいような感じでした。

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              ベトナムがインドシナと呼ばれていた時代のもの。



http://www.k-i-a.or.jp/plaza/project_exhibits/exhibits_kahn/



アルベール・カーン
(Albert Kahn)
フランスの実業家、銀行家。

ドイツ、フランス国境のアルザス・バ=ラン県マルムーティエで
フランス系ユダヤ人の貧しい家畜問屋の次男坊として生まれる。
南アフリカの金鉱とダイヤモンド鉱への投機で莫大な財産を築き、
1898年に自らの銀行を設立する。

しかしドレフュス事件をきっかけに反ユダヤ感情が渦巻くと社会の表舞台から退き、
「地球映像資料館」を設立。
1908年から1930年にかけ私財をはたいて世界約50か国へ写真家を派遣、
72,000点以上のカラー写真(オートクローム方式)や
述べ183,000m、約100時間のフィルムを撮影した。

後に映像ライブラリーはフランスセーヌ県に買い取られ、
現在はパリ西南・ブローニュにあるアルベール・カーン邸(アルベール・カーン博物館)で
20世紀初頭の世界の貴重なカラー写真や映像ライブラリーを観る事が出来る。
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by naomi-bluegreeen | 2011-02-05 22:25 | events